JPIX 新サービス紹介シリーズ(その2)「トラヒック解析サービス」
日本インターネットエクスチェンジ(JPIX)の新サービス紹介シリーズ(その2)として、ネットワークモニターのアプライアンスとして世界的にメジャーな “NetScout” を使った「トラヒック解析サービス」をご紹介させていただきます。
JPIXの「トラヒック解析サービス」
- ネットワークモニターのアプライアンスとして世界的にメジャーな “NetScout” の機能を「サービス」として提供
- IXサービス以外の外部接続回線のトラヒックを解析しその結果を可視化
JPIX トラヒック解析サービス開発のきっかけとメリット
前回の「Akamai Shared Cacheサービス」については思いほか反響が多くありました。ご興味を頂きありがとうございます。引き続きお問合せ受付中ですのでお気軽にご連絡ください。
そのお問い合わせの中で、
「AkamaiのShared Cacheサービスの良さは分かったけど、正直、実際自分たち(自社)とAkamaiのトラヒック量がどのくらいなのかよく分かっていないんだよね…」
「トラヒック測定の方法は何となくは理解してるつもりだけど、アプライアンス製品(*1)だと高額だし、フリーソフトを使った安価な自社構築では本当に動くものが作れるかどうかもわからないんだよね…何かいい方法ないかな?」
というご質問がありました。
実は今回ご紹介させていただく「トラヒック解析サービス」はJPIXがお客様から同じようなご相談を受けたことが開発のきっかけとなっています。
JPIXでは、IXサービスで流れるトラヒックの可視化するサービス「トラヒックビューワー」(*2)を創業当初よりすでに提供しておりましたが、「トラヒックビューワー」で可視化の対象となるトラヒックはIXポートで交換されるトラヒックのみでした。
“IXサービス以外の外部接続回線のトラヒック”を解析し、その結果を可視化するサービスを提供して欲しい”というお客様のご要望にお応えしたのが今回ご紹介する「トラヒック解析サービス」となります。
NetScoutの機能をお客様側の設備投資なしで利用可能にし、上位トラヒックだけでなくSource IP Addressからケーブル局様側のヘビーユーザの特定も可能にしました。将来的はDDoS対策の機能追加も検討しています。
ケーブル局様のトラヒック量だけでなく、その中身を詳細に把握することで、「トラヒックスパイク(*3)の配信元ASの特定」「予期せぬ通信遅延トラブルの原因推測」等にも役立てることが可能となります。ひいてはお客様からのお問合せに対して、スピーディー且つ詳細な対応を可能にし、お客様満足度の更なる向上にもお役立ていただけるかと思います。
*1 アプライアンスとは特定の機能や用途に特化した専用機器のこと。
*2 トラヒック可視化の、期間(デイリー、週次、月次、年次)や、対象ASやルータ(IP)単位での計測、順位ソートが可能。
*3 針のように急激に上昇したトラヒックグラフの状態。
【日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX)】
インターネットサービスプロバイダー(ISP)同士が対等の立場で相互接続(Peering)することで円滑なトラヒック交換を実現するために、1997年、日本初の商用インターネットエクスチェンジ(IX)会社として設立されました。設立当初、IXはISP同士を相互に接続しトラヒックを交換する場でしたが、現在は情報の配信側から受信側へと効率よくデータやコンテンツを流通させる場へとその機能が大きく変わってきており、最近は特にアクセス事業者様のトラフィックマネジメントを支援する新しいサービスを続々と開発・提供しています。
【NetScout Systems, Inc.】
NetScout/NetScout Systems, Inc.社は、アメリカ合衆国マサチューセッツ州に本社を置く、ネットワークモニターに関するアプライアンス製品と関連するソフトウェアを開発・販売する多国籍企業
JPIX トラヒック解析サービスに関するお問い合わせは下記まで
日本インターネットエクスチェンジ株式会社(https://www.jpix.ad.jp/jp/contact.php)
または
JPIXパートナー/株式会社a-train(https://taketheatrain.co.jp/#form)