JPIX 新サービス紹介シリーズ(その4)「海外IX接続サービス」

日本インターネットエクスチェンジ(JPIX)の新サービス紹介シリーズ(その4)として、JPIXが海外IXとの接続をワンストップで提供する「海外IX接続サービス」をご紹介させていただきます。

JPIXがワンストップで提供する「海外IX接続サービス」

  • トランジットからピアリングをさらに促進(さらなるコストダウンを狙える!
  • JPIXにすべてお任せ
    海外IX接続申込、国際回線手配、相手国内回線手配、海外DC構内配線など海外事業者との面倒なやりとりもJPIXにお任せ
    ピアリング交渉も日本国内と同じようにサポート
  • 支払い先もJPIXのみ(毎月定額・為替リスクもJPIXが吸収)
  • 日本語でのサポート、日本の法律適用



JPIX「海外IX接続サービス」開発の背景

「海外IX接続サービス」とは、JPIXにまだ接続してない各海外IXに接続しているAS事業者とピアリングが可能となるサービスです。

実際にJPIXでピアリングを進めて頂きますと、BGPの特性上、原則はベストパス(最も効率的な経路)でトラヒック交換されることになりますので、お客様の全上流トラヒックの内、平均約60%以上が比較的早い段階でトランジットからピアリングにシフトしていきます。さらにピアリング交渉を継続していきますと約80%程度までピアリングにトラヒックをシフトしていくことができます。

ピアリングを促進(=トランジットコスト削減)してゆく中で、ピアリングしたいAS事業者をピックアップしていくと、日本国内には進出していない(JPIXを利用していない)海外IXに接続しているAS事業者であるケースが数多くあります。

海外IXに接続しているAS事業者とピアリングをする場合、自ら海外IXへ接続するための国際専用回線や海外ラックサービスの調達やBGPルータの設置が必要になりますが、中小規模のAS事業者とってはトラヒック規模に比しての費用対効果やインフラ調達が大きなハードルになっていました。また海外のAS事業者との現地の言語、現地のサービスレベル、現地の商習慣を理解した上での交渉やサポートも不安材料でした。

そこでJPIXでは海外IX事業者へのピアリング用VLANを構築し、コスト面、インフラ面、手続き面のハードルをなくしてワンストップで「海外IX」に接続できるサービスを開始しました。

各ケーブルオペレータ様におかれましては、急増するトラヒック対策(トランジットからピアリングへシフト促進)にあたり、面倒な手続きなく、費用対効果も得やすい海外IX接続を実現することが可能になります。

海外IX接続先例

ロンドンのLINXへの接続ASは988、トラヒックは4TBを優に超えております。
https://www.linx.net/
https://portal.linx.net/

ロサンゼルスにある Any2ExchangeもASはLINXに比べると少ないのですが、
LINX同様、非常に高い利用効果が期待できます。


【日本インターネットエクスチェンジ株式会社(JPIX)】
インターネットサービスプロバイダー(ISP)同士が対等の立場で相互接続(Peering)することで円滑なトラヒック交換を実現するために、1997年、日本初の商用インターネットエクスチェンジ(IX)会社として設立されました。設立当初、IXはISP同士を相互に接続しトラヒックを交換する場でしたが、現在は情報の配信側から受信側へと効率よくデータやコンテンツを流通させる場へとその機能が大きく変わってきており、最近は特にアクセス事業者様のトラフィックマネジメントを支援する新しいサービスを続々と開発・提供しています。



JPIX 「海外IX接続サービス」に関するお問い合わせは下記まで

日本インターネットエクスチェンジ株式会社(https://www.jpix.ad.jp/jp/contact.php)
または
JPIXパートナー/株式会社a-train(https://taketheatrain.co.jp/#form)


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